今LEDが注目されていますが…
今や一般家庭での照明でも蛍光灯からLEDが当り前の時代になっています。
LEDは高効率で省エネだということはもちろんだが、量産化で価格も下がり、
一般消費者でも抵抗なく購入できるようになりました。
また、少し前のLEDは演色性も悪く、青白い光り方だったのに対し、
最近では白熱電球に優る位に肌の色を美しく見せる製品も出回っていたり、照射角度が広く、
部屋全体を明るく見せる製品も発売されてきています。
有機EL照明も今後開発が進んでいくと思われるが、未だ価格が市場に合わないため、
LED照明の分野はこれからもスタンダードであり続けるでしょう。
ただ、LED照明が当り前となってきた現在、
求められるのはこれまでの省エネや明るさといったものではなく、
機能性や明かりの質といったものだと考えられています。
機能性は、携帯電話で明るさをコントロールしたり、センサーやスマート家電と組み合わせて、
人が便利だなあと感じさせるものです。
明かりの質は、太陽光に近い波長や目に優しい光など、
その人の生活環境や生態リズムに合わせて、気持ちいいなあと感じさせる事ができます。
私たちはその中でも「面発光」という柔かな光を放つ製品に特化して、
機能性と質の高い照明器具を作り出していきたいと考えています。
LEDを使うことのメリットを教えてください
LEDは効率の良い半導体照明なので、消費電力が低い、コンパクト、長寿命といったメリットがよく知られていますが、
その他に波長をコントロールしやすい特長があり、害虫対策、犯罪防止、ヘルスケア、産業機器など様々な分野で活用されています。
導光板とライトパネルとは同じ物なのですか?
ライトパネルというのは簡単に言えば光るポスターパネルです。
導光板はライトパネルの中に入っている板のことを言います。
導光板は一般的にアクリルの板でできています。これにレーザーでキズをつけたり、
発光インクで印刷をしてLEDの光をムラなく反射、
拡散させる設計が施されています。LEDは導光板の端に並べます。
この横からの光を均一に拡散させて正面に導き出す役割をする為、導光板と呼ばれています。
これは主に液晶テレビのバックライトとして利用されてきましたが、
当社はこれを広告用のパネルとして活用できるのではないかと考え、
光るポスターパネル(スルーライトパネル)を15年ほど前に発売しました。
導光板の種類(外部リンク)
上にポスターを乗せて光るポスターといった使い方をするのでしょうか?
導光板の上に紙やポスターを置くと、背面が明るく均一に発光し、光るポスターとなります。
化粧品売り場やお店の案内看板、フードコートのメニューの他に葬儀場の遺影写真額なども当社の製品が多く使われています。
その他にこういった使い方もというのはありますか?
色や波長を変更することができるので、植物育成装置や水槽内の照明装置。
大学と共同で頭髪育毛装置なども製作しています。
また、当社は電源の開発も行っているので、太陽光パネルや蓄電池と組み合わせたハイブリッド照明にも力を入れています。
導光板をつかった実例(外部リンク)
「こういったものを作ってほしい!」という要望にも対応できますか?
実は今までの導光板は発光効率の良い5㎜程度の板を使用していたため重量も重く、
曲げる加工も難しく、コストもかかるというのが一般的でした。
お客様からは、もっと軽くて窓に吊り下げられるような製品はできないかと要望されていました。
そこで当社では1㎜の板でも効率よく(つまり明るく)発光する導光板を開発しました。
1㎜の板にすることで、手でも曲げられる画期的な製品となっています。
先日の展示会でも大変好評で、
ワールドビジネスサテライトなど様々なメディアでも紹介して頂きました。
今後はこの薄くて軽い導光板を使った商品を次々に市場へ投入する予定です。
御社ならではの強みをお聞かせください。
弊社は約40年の電源開発の経験と15年のLED光源開発の実績があります。
このどちらの技術もライトパネルを製作する上では重要なファクターなのですが、
この両方の技術を持った会社は殆どありません。
昨今安価な海外製パネルも市場に出回っていますが、
電源や光源部分の品質や安全性が非常に不安な製品も多く見受けられます。
LEDと言っても発熱や発火事故が起きる可能性は十分あります。
当社ではこういった不具合をゼロにする為の設計開発、製造工程、検査や試験を責任を持って行っています。
また、弊社では1台の特注品の製作も承っています。
お客様のご要望にお応えするため、細かな照度設定や色味の調整も一品一品対応しております。
決して大きな会社ではありませんが、お客様に対する気持ちはどこよりも大きいと自負しております。
導光板・面発光ライトパネル・LED・カスタム電源等の製造